花嫁のれん館

花嫁のれん館_外観

花嫁のれんとは、幕末から明治時代にかけて加賀藩の領地内であった能登・加賀・越中で始まった婚礼の風習の一つで、嫁入りの時に嫁ぎ先の仏間に掛けられ、花嫁がくぐるのれんです。
婚礼に使われた後出番がなく、箪笥の肥やしになっていた花嫁のれんを、七尾一本杉通りの女将達が、平成16年からゴールデンウィーク期間中に「花嫁のれん展」の開催を始めました。商店街の各店舗や住宅に展示し、その花嫁のれんの魅力に多くの人が惹き付けられています。
花嫁のれんを常時見られるようにと作られた「花嫁のれん館」は、平成28年春に開館し、常設展示室では明治から平成までの花嫁のれんを見ることが出来ます。
また、地域の婚礼文化を展示する企画展示室や、婚礼衣装をまとい花嫁のれんをくぐる体験のれんくぐり体験、オリジナルグッズを販売するショップ、地域の観光情報を発信する交流スペースも併設されております。